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3.「糖尿病で初診したときはどのような検査をするのですか・・・その①」

初診当日に血糖値(採血した瞬間の値を示します)、HbA1c値(その日まで1~2か月間の平均血糖値を示します)、尿検査(試験紙による定性検査)を行います。これが基本検査です。HbA1c値はおおむね、本当の正常範囲5.5%以下、正常内での高値5.6-5.9%、糖尿病予備軍6.0-6.4%、糖尿病領域6.5%以上、などと読むことが多いのですが、正確にはほかの血糖データやブドウ糖負荷試験の結果が必要になります。

また、日本では少数派の1型糖尿病の可能性を探る目的でインスリンを分泌する細胞(膵臓のベータ細胞)に対する自己抗体と呼ばれるものを測定することがあります。一般には抗GAD抗体がよく用いられます。これが陽性であれば、インスリンで治療することが原則となります。抗GAD抗体が陰性で、2型糖尿病の特徴を備えている場合、HbA1c値が8~9%台であれば飲み薬で治療を開始することが多くなります。10%を大きく超えていると、インスリンを最低でも初期に短期間は使用することが必要になります。また、尿検査でケトン体がたくさん出ているときは、インスリン不足が深刻なことを示唆しており、危険なサインです。この場合も、インスリン治療が鉄則です。

患者さんの体内で産生されるインスリンの量を推定する目的で、血中Cペプチドと呼ばれるものを測定することがあります。Cペプチドはインスリンと「一卵性双生児」であり、ベータ細胞内で共通の前駆分子から切り出されて生成されるので、インスリンを産生する力のよい目安となるのです。肥満している方ではCペプチドがたくさん出ていることがあり、これは肥満に打ち勝つためにインスリンをたくさん作ろうとしている証しであり、いずれベータ細胞に無理が来るので減量が必要です。Cペプチドが低ければベータ細胞の分泌予備力が低いと推測して、インスリン分泌を促進する系統の内服薬ないしインスリン注射による治療を選択する判断材料になります。