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高尿酸血症・痛風 〜 男性では若手の方にも多くみられる生活習慣病
定 義
高尿酸血症は、尿酸沈着症(痛風)の病因であり、性別、年齢を問わずに、血清尿酸値が7.0 mg/dLを超えた場合をいいます。また、高尿酸血症は、明らかな尿酸沈着を伴うことなく、高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、脳・心血管病、メタボの存在を示すマーカーとなったり、危険因子になる可能性が示されています。
腎障害との関連について
尿酸高値が慢性腎臓病CKDの発症と関連していることがわかっています。 また、慢性腎臓病患者においては、その悪化進展の程度が尿酸高値と関連していることも知られています。
こうしたことから、尿酸値を下げる治療法が腎機能の悪化を抑制する可能性があり、血清尿酸値 8.0 mg/dL 以上で薬物治療を開始し、6.0 mg/dL 以下を目標とすることが妥当と考えられています。
痛風関節炎
「喉元すぎれば熱さをわすれる」 - 足の親指の付け根、第2-4指の付け根、足首の関節周囲などが典型的な痛風発作が起きる部位です。激烈な痛みで足を引きずり、靴も履けずに来院された方も痛みが引いてしばらくすると、尿酸高値を放置してしまう。比較的よくみられる経過です。しかし、上に記したように大事な腎機能を知らず知らずの間に損なっているとしたら、問題です。痛みが引いたあとの対応も慎重にすべきであることを認識してほしいと思います。
生活習慣の改善
・食事療法 :プリン体制限を心がけます。含有量が多いのは、トリ/豚/牛のレバーや肉類、マイワシやマアジの干物、白子などです。健康食品のなかにもクロレラやビール酵母など含有量が多いものがあるので注意が必要です。果糖(フルクトース)などもプリン体産生に結びつくので、甘い果物や清涼飲料などは控えるべきです。
・アルコールは摂取量に比例して尿酸値を高めるので、ビールならば350-500 mL程度にとどめることが肝要です。
・運動は、激しすぎるとかえって尿酸値を高めます。筋肉細胞からプリン体のもとが漏れること、乳酸の産生が高まること、脱水傾向になりやすいことなどが起因しています。軽めの有酸素運動を主体に行ってください。
尿酸値を下げる薬物療法
血清尿酸値が 8.0 mg/dL 以上の場合、特に腎障害、尿路結石、高血圧症、虚血性心疾患、糖尿病、メタボリックシンドロームなどを合併していれば、生活習慣の改善を図ったのちに、薬物療法を考慮します。血清尿酸値 9.0 mg/dL 以上となればなおさらです。用いる薬剤には以下のような種類があります。
・体内での尿酸生成を抑制する薬 : アロプリノール、フェブキソスタット、トピロキソスタットがあります。腎障害の程度に応じて使用量を調整する必要があります。
・尿酸の尿への排泄を促進する薬 : ベンズブロマロン、プロベネシドなどがあります。前者は強い肝機能障害を起こすことがあり、使用にあたっては定期的な血液検査が必要です。尿路結石があるときは使用しません。
・尿をアルカリ性にする薬 : 上記薬剤と併用されます。尿路結石をできにくくする効果があります。水分の十分な摂取も結石予防に重要です。
痛風発作時の薬物療法
痛み止めとして、非ステロイド系抗炎症薬(いわゆる普通の痛み止め)を十分量使用します。日本では保険適用のある薬剤が限られていて、使用しづらい側面があります。経口のステロイド剤やコルヒチンを短期間使用する場合もあります。